以前にも書きましたが、本日会派イベントである、「市民と議員のよこすか未来会議2015」を開催しました。
何人来てくれるのか?心配をよそにほぼ会場は満杯。まずは心よりありがとうございます❗ざっくばらんな意見交換で大変盛り上がり、参加者からも「よかったよ」「面白かった」と言っていただき、私達も素直な気持ちで非常に実りある会であったと、誰となく口々に言っていました。
横須賀市の議会報告会の何倍?という人が集まったことからも、やはり決まったことを一方的に聞くことよりも、公聴会という形で意見を交わしながら共に考え、少しでもこのまちを良くして行きたいと考えるかたが多いのは納得です。アンケートもいただき、反省点ももちろんありますが、少しずつ改善しながらこれからも続けていたいです。
その前に議会報告会を何とかしなくちゃ‼image

図1


本日は昨日に続いて本会議が開かれ、その後予決算常任委員会が開かれました。3名の一般質問が行われ、国会でも今日大詰めの安保法制に関わる意見書の採択が行われました。
廃止を求める意見書の採択は記名投票で行われ、賛成18票・反対22票で不採択の結果に終わりました。私自身は正直言って改憲派であり、あまり多くは語るつもりはないですが、自衛権とこれからも自衛軍を保持していくことは必要だと思っています。しかし、今回の安保法制は立憲主義と言う観点から、そして今回の集団的自衛権が行使されても国防というより、自衛隊が第二の米国軍としてしか機能しないような気がしてならないのです。それほど多くの知識を持っているわけではありませんが、今回は自分の思いと会派で話し合った結果が合致したため、廃案の意見書に賛成を投じました。不採択と言う結果に終わってしまいましたが・・・・

そして今月初旬に新聞報道等もされていますが、地方創生に伴う東京(首都圏)一極集中の是正のため、首都圏にある69の国機関の移転要望に42の都道府県が手を上げたとのこと。その中には神奈川県の7機関、うち横須賀は4つの機関(防衛大学やJAMSTECなど)が含まれていた。首都圏と言っても、つい最近まで人口流出数日本一の不名誉なタイトルを保持していた横須賀市。地方創生と言えどそれはないでしょう~と言うのが実感。地方創生総合戦略に基づく特別委員会も設置(私も委員です)し、これから更に横須賀ゆかりのこういった機関とも連携してうんぬん・・・とかやってる矢先にこれでは困ります。国に対しても反対する意見書が速やかに出され、全会一致で採択されました。
首都圏でひとくくりにして考えるには少々乱暴ですね。
 

本日は本会議にて6名の議員から一般質問が行われました。私も新人として初めての一般質問を8/28に行いましたが、今回の本会議でも当選後初の一般質問となる議員が2名。それぞれ緊張の面持ちで挑まれてるのを見て、自分がした時のことが思い出されます。今年初当選を果たした同期は10名、会派違えど想いは一つ。私自身にハッパをかける意味も込め、それぞれに頑張ってほしいと思っています。
本日の一般質問の内容は横須賀市のHPからご覧ください。
さて、題記にもある通り、昨日の議会運営委員会にて以前より提案されていた「 98条に基づく検査特別委員会」が設置されることが決まりました。日本丸の招致問題に加え、8/28の一般質問で出たポートマーケットのBBQ施設問題(自民党)、第1回の定例会でも問題視された課長職職員の採用問題(公明党)も新たに追加されるようです。今朝の神奈川新聞(横須賀版)にも掲載されていましたが、特別委員会名は「吉田市長の不透明な市政運営に関する検査特別委員会」。明日の本会議で議決される予定です。
地方自治法98条では議会の検査権を認めています。しかし、今回のこの問題、ここで事実関係が明らかとならない場合には、より権限も強い百条委員会に移行することもあり得るとの事。(地方自治法100条は調査権。調査自体に強制力もあり、また調査段階で虚偽の発言などがあれば懲罰等もある)
個人的なことを言えば、真相を明らかにすることは重要だと思う反面、泥仕合になってしまうと市民からもそっぽを向かれるのではと思う面もある。いずれにしても早急に事の真実を明らかにしてほしいと思うばかりである。
 

本日は日産労連の第47回定期大会に出席しました。娘の体育祭もあり、そちらも気にしながらも…う~ん仕方ないこれも仕事、いざ東京へ。と駅へ着くも今朝の地震の影響でダイヤが乱れてます。
そういえば今朝の地震、かなり揺れましたね。ビックリして飛び起き、すかさず嫁をたたき起こすと、すでに揺れがおさまっている…ただの迷惑な奴?いやいや、嫁もちゃんと分かってくれて一緒にTVで速報を確認。昨日まで豪雨による災害、やはり備えは必要だとあらためて感じます。
だいぶ話しがそれました…本日の定期大会、久しぶりにお会いする方、お世話になった方、いつもの顔ぶれ、色々な方々とお会いすることができ、大変貴重な1日となりました。
そして最後は来年の参院選の候補予定者、自動車総連選出の「はまぐち誠」さんの必勝を全員で確認、共に頑張ろ~!image
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写真は民主党岡田代表と日産労連出身礒崎参議院議員(肝心のはまぐちさんの写真は撮り忘れる失態😱)

第7回目となる「市民の声を聴く会」。今回のテーマは決算です。初めてのテーマで我々も少々戸惑っておりますが、しっかり準備して進めたいと思います。
今回の進め方として・・・・・
①27年度予算と決算の概要説明・・・・どんな分野にどれだけ税金は使われたのか? 
②膨大な数の事業から4つピックアップ し詳細説明・・・・2つのグループに別れ、ワークショップ形式でご意見を伺います。
今までもみなさんのご意見は各自が参考とさせていただき、委員会などで発言をしてますが、前回の「観光」をテーマにした回の意見をどの様に反映させたか?結果も報告したいと思っています。(言いっぱなしの自由な会とは言えど、やはり自分の意見がどのように反映されたのかは気になりますよね。)
そして前回同様に議員4名の主催で実施しますが、今回はオブザーバーとして自民党の南まさみ議員にもご参加いただけることとなりました。何だかますます超党派っぽくなってきましたね~。(以前から超党派とは謳ってますが・・・)
ぜひぜひ興味のある方(無くても何となくでも結構です)は足を運んでみてください。

日時:9/20(日) 18:00~20:00
場所:産業交流プラザ 第2研修室
対象:横須賀市民
主催:山城保男、小林伸行、小室卓重、南まさみ(オブザーバー参加)、そして私・髙橋英昭

申し込みは不要です。日曜の貴重な時間ではありますが、よろしければご参加を!
図2


 

ただいま第3回定例会の真っ最中です。この時期の定例会と言えば決算議会とも言われ、2014年度の決算書をもとに審議します。その一方で議会の各会派は来年度の予算編成に向けて、市長に予算要望書を提出する準備に入ります。
私の所属する「研政」も会議を重ね、予算要望書のもとになる予算要望(案)をまとめている最中です。来週には、まとまる(まとめる)予定のこの予算要望(案)。今回は会派として初の試みである、この予算要望(案)をたたき台として行う意見交換会「市民と議員のよこすか未来会議2015」を開催します。
予算要望書を作る際には、議員個人こじんが常日頃より聞いている市民の声を基に考え、立案し、会派で議論をして決定している。が、今回のこのイベントでは更に一度まとめた案を公表し、市民の方々に意見をいただいた上で再度見直し完成させるというもの。
ぜひ興味のある方は気軽にご参加ください。

■日時 2015年9月18日(金)  18:30~20:00
■場所 ヴェルク横須賀 第1研修室
■対象 横須賀市民
■申し込み 不要

図1




 

前回に引き続き一般質問の内容から。
放課後児童居場所づくりに 続いて、横須賀警察署跡地に関して質問しました。
①市としてはこの跡地を買わないことを正式決定したのか?そしてその理由は?との問いに「利用予定はなく、買うつもりはない。」「これからの財政状況を考えると、また施設配置統合計画の観点からも取得は難しいと判断した。」との回答。 
②重要な案件にもかかわらず、議会側に何も報告がないのはなぜか?に対しては「取得の意思がないものに関しては、これまでも 報告等は行っていない。そのため粛々と対応した。」との回答。
①に関しては私も理解出来る 。施設配置統合計画では今後の財政状況の予測から、市内17%の公共施設の縮減に取り組む。そもそも必要とされた縮減計画は30%。果たして17%の縮減で足りるのか?必要分とされた30%も少し読みが甘いのでは?と言う疑問もある。このままいくと話が横にそれそうなので元に戻すが、そういった状況からも新たな土地取得は難しいというは確かに理に適っていると思う。あくまで個人的な意見だが、警察署跡地はおよそ7億円だそうで、立地条件等からも正直利用価値はいくらでもあるように感じる。まったく無駄な買い物ではない様にも思えるが・・・・
続いて②だが、私が本当に質問したかったのはこちらの方。おっしゃりたいことはわかる。しかし、行政として横須賀中央地域の再開発を、市民を巻き込んで進めている以上、やはり何らかの配慮は必要であろう。市民の代表である議会に、あるいは市民に直接報告すべきことではなかったのか。「一緒にまちづくりをしましょう。」と言っておいて、まちづくりにも関連性がありそうな、利用価値のあるその近隣の土地を買わないことを粛々と進めるのは、はたしていかがなものでしょうか。議会を通さないと色々なことがなぜそうなったのか?わからないまま事は進むのだなと改めて思いました。
(この一般質問はタウンニュースさんでも取り上げていただきました。)
 ⇒タウンニュース横須賀版9月4日号

筆不精の久々のブログ更新です。
更新のたびに、今度こそ続けるぞ!と息巻くのですが、バタバタとした毎日についつい後回しになってしまいます。 
毎度反省するのですが、同じこと繰り返してますね。

それはさておき、(この話題からは逃げます。)今定例会において初めての一般質問を行いました。緊張しましたね~。一般質問と言えば議員の晴れ舞台。市長をはじめとする行政の執行部側に自分の政策や思いをぶつける(もちろん市民の思いを乗せて)場です。そんな一般質問の機会で、今回は「放課後児童の居場所づくり」と「市役所前警察署跡地の利用」に関して質問いたしました。質問内容は以下の発言通告を参照下さい。

 【件名及び発言の要旨】 
1 放課後児童の居場所づくりについて 
(1) 市長は以前より、学童クラブを放課後児童対策として一番に 置き、より多くの児童に利用していただくよう進めていくと答 弁されているが、今年度の予算拡大により、利用者数はふえ、 課題である保護者の利用料の負担軽減はなされたのか。また、 思うような結果が出ていなければ、さらに助成を拡大していく 方針か。 
 
(2) 学童クラブの利用料金の軽減に対して、平均約 17,000 円の利 用料をどの程度まで軽減させるべきか、具体的なターゲットは あるか。また、その際の予算をどの程度想定されているのか。 
 
(3) 学童クラブに大きく舵を切ったことにより、現在本市の進め る全児童対策は発展的な解消をしていかなければならないと、 答弁されていたが、発展的解消とは新たな全児童対策を打ち出 すということか。
 
(4) 安全で安心な放課後児童の居場所が十分に確保されていない 現状における、行政としてのより積極的な取り組みについて 
ア )利用料を抑えた全児童対策と一体となって行う公設による 新たな学童クラブの必要性について 
イ )タイムシェアによる教室の有効活用及び新たな施設管理責 任者の配置による新たな学童クラブの各小学校への配置の可 能性について 
ウ )既に学校内にある学童クラブ及び新たに学校内での運営を 希望する学童クラブに対し新たな学童クラブとしての運営を 提案することについて 
エ )新たな施設管理責任者の配置による既存の学童クラブと新 たな全児童対策事業の併設の可能性について 
オ) 教育委員会とこども育成部の併任職員の必要性について
 
(5) 放課後児童対策においても、ニーズに沿った選択肢があるこ とにより、健全な競争が生まれ、競争の中においてより良いも のへと発展していくという考え方について
 
2 横須賀警察署跡地について 
(1) 土地購入に対する市の考え方について 
ア )市として購入しないことは正式な決定なのか。正式決定であ ればその理由について 
イ) 重大な案件にもかかわらず、議会側への相談も報告もない理 由について 

放課後児童の居場所づくり事業は、「子育て世代に選ばれるまち」、「子どもが主役になれるまち」と言うフレーズを掲げる横須賀市にとって大変重要な事業のひとつです。しかしながら、非常に多くの課題を抱えています。高すぎる学童保育の利用料(全国一とも言われてます。とほほ・・)、学校から離れている・保護者の希望する時間帯にそぐわない全児童対策などなど、私だけでなく以前より多くの議員がこのことを指摘し、改善を要求しています。ここ数年でほとんど進んでいない状況に、何とか一歩でも半歩でも進展があることを期待し今回の質問を選びました。
今回の質問で進んだかどうかはわかりませんが、全児童対策はこれから何らかの動きがあるのでは?と思っています。これからの動きを注視したいと思います。
今本会議で私の他にも、公明党の石山議員と 共産党の大村議員が放課後児童関連の質問をされました。中でも石山議員の質問で、教育委員会としても全児童対策にしっかりと取り組むべき、計画をしっかりと立てて行うべき、そしてその計画を出しなさい。と要求し、しっかりと回答を得ていたのはお見事でした。いずれにしてもこの問題が子どもたち、市民にとって最善の方向に向かう事が望まれます。私もしっかり精進しながら、これからこの問題と向かい合っていきたいと思います。

少し長くなってしまったので、もう一つの質問に関しては明日(言ったからには更新しろよ!と自分にハッパかけてます。)にしたいと思います。

 

筆不精のため、またずいぶん間が空いてしまったが視察報告の続きです。
 
生産年齢人口増加対策について~徳島県神山町

 IT企業のサテライトオフィスの集積で新聞やテレビでも取り上げられた徳島県神山町。どこを見渡しても正真正銘、間違いないほどの田舎にIT企業や企業家たちが集まるのは何故か?またどの様にプロモーションしてきたのか?NPO法人グリーンバレーのサテライトオフィス担当者(当日はWEEK神山と言う宿泊施設の開所式のため、代わりの方でした。)から企業施設の案内をしていただき、話を聞く。

 最初は古民家を改築し、オフィスとして使っている(株)プラットイーズさん。本社は東京都渋谷区にあり、事業内容はメタデータ(番組詳細情報)に関する各種のオペレーションを行っている。ここには20名程度の社員が在籍し、内5名が地元からの就職で残りの15名は外からの人とのこと。神山町への移住者もいるが、ほとんどは徳島市から通勤しているそうだ。

ここで働く方へは特に移住促進のための活動はせず、住みたい人には地元の不動産業者を紹介する程度。基本的スタンスは「神山町に来たい企業・企業家は来たければどうぞ。」と言う感じ。することは地元住民や商店・工務店などとの接点を作ったりするだけ。徳島県としては助成をし、誘致PRなどもしているようだが、神山町及びグリーンバレーとしては特に積極的な企業誘致はしていないとの事・・・。

 しかし、この言葉には裏がある。それは「逆指名権」と言う考え方。グリーンバレーの理事長でもある大南信也氏によると、将来的に必要となる若い働き手に対しグリーンバレーでは「逆指名権」を持ち、これを「ワーク・イン・レジデンス」と呼んでいる。

 企業や人に来てもらうのではなく、来てほしい人を呼ぶ。例えば神山町の△△な所で○○を起業しませんか?あるいは□□を開業しませんか?と特定の職種を逆指名するそうだ。単に田舎暮らしに憧れて移住してくる若者は長続きしない、定住してもらうためには・・・との思案の結果生まれたのがこの「逆指名権」と言う考えだそうだ。

 その結果としてIT企業のサテライトオフィスやカフェやパン屋さんなどを誘致し、そこから70名ほどが神山町に移住しているが、決してこの活動だけでうまく事が運んだ訳ではない。そもそもIT企業が神山町に注目した背景にはネットインフラ網の充実がある。徳島県自体が高速通信回線の設置状況が全国No1である上に、神山町では東京などと違って回線が混雑することもない。

 そしてもう一つの理由は、次に案内された閉鎖した縫製工場を改修したサテライトオフィス「コンプレックス」にあった。ここは、共同のワーキングスペースとなっており企業・個人事業者あわせ7社ほどが入っている。ここでの魅力はやはり賃料の安さ。 
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KAMIYAMA VALLEY SATELLITE OFFICE COMPLEXさんのHPより引用)

表記のように1人で起業を考えるなら月1万円ポッキリ、企業としてでも10名までで月3万円という安さ。このランニングコストの安さも魅力の一つだろう。

そして最後に、何より大きなきっかけとなったのは1999年より取り組んでいる「アーティスト・イン・レジデンス」であろう。これはアーティストを町に招聘し、創作活動の場にしてもらう活動である。ただやり方としては、「来てもらうにあたっても、神山町はお金がないので大したことは出来ません。」とあらかじめ理解して頂いた上で、良かったら来てください歓迎いたします。と言うような感じだそうだ。

この取り組みにより、神山町を気に入ったアーティスト達が創作活動のため滞在し、そのアーティストを通じて人と人のつながりが出来る。これが広がっていった結果が「ワーク・イン・レジデンス」につながっていると言う。「人と人とのつながりが人を呼ぶ」、この動きが山の中の小さな町にサテライトオフィスが集まった一番の理由である。

高松市のHPに理事長の大南信也氏の講演の記事載っていた。その中から言葉を借りると「企業を誘致するのではなく、人材を誘致する」「人と人とのつながりが、新しい動きや価値を生み出す」こう言った考え方は、地方創生はひと=マンパワーが重要であると言った記事をよく目にするが、まさにこのことであろうと感じた。

横須賀市がまったく同じことをやっても簡単に成功するとは思えないが、横須賀の地域特性や魅力を活かした「人材の誘致」(もちろん人参をぶら下げての誘致ではない)は一考に値すると思う。

外から呼ぶだけでなく、もちろん市内の方々もふくめて「人材」を「人財」に変えていく活動は町の魅力をあげるという観点からも重要ではないだろうか。
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古民家を改修したサテライトオフィス (株)プラットイーズさん)

前回に続き会派視察の報告です。
2日目は高知県南国市の電気炊飯器給食を視察。
電気炊飯器を使った給食もユニークですが、南国市は食育への取り組みがすごいんです。
報告は以下に。(今回も提出予定の報告書から抜粋)

 南国市では平成17年9月に「食育のまちづくり宣言」を行い、同年12月には「食育のまちづくり条例」を交付し施行している。平成19年には5年間の「食育推進計画」を策定し、現在では新たな目標を設定した「第2次食育推進計画」を基に食育を推進し、今では市民すべてを巻き込むような流れとなっている。

「食育のまちづくり宣言」の文中にもあるが、食育を知育・徳育・体育の基礎となるべきものと位置づけることで、南国市の学校教育の土台とし、それは単に子どもたちへの食に関する指導だけにとどまらず、地域の文化や風土、素材を生かした特色ある教育へとつながっている。説明の中での「給食を食文化として捉えている一方で、地域の生産者との結びつきを強く意識したものとなっている。」との言葉からもそのことが窺える。

 

南国市の小学校給食は月1回パン給食があるだけで、残りはすべて米飯給食である。その材料は地域の棚田で採れる米を使用。中山間地域の活性化や農業振興への貢献のために始めたが、今では棚田米のブランド化や生産者の高齢化により難しい一面もある。                KIMG0493 (足りない部分は平場米で補うとのこと)

また家庭用電気炊飯器を使った自校炊飯で、温かくて

炊き立ての美味しいごはんを提供している。美味しく食べら

れることが食育を進める上では重要であることは言うまでも

ないが、残食に関しても全国平均7.Kg/年・人に対して

0.   Kg/年・人と圧倒的に残す児童が少ない。

基本和食の献立となっているそうで、献立表がスーパー

などにも貼り出されていて、給食と家庭の晩ごはんが同じ

内容にならないよう工夫されている点は面白い。

 学校給食の側面で給食費の滞納問題があるが、南国市

では滞納者は「0」であり(納入の遅れはあるが)、これはそれだけ保護者にも食育の重要性が理解されているからなのであろうか。(滞納はしたが、少しずつ返済し本人が社会人となって返済したケースもあったそうだ)

 その他、以下にあげる取り組みを行っている。(学校給食にかかわる部分のみ、食育に関する事業は他にもあり。)

 

1.野外給食(もみじ弁当)

本市でも行ってる野外給食。少し違う点は、生産者の方に感謝状や同じ弁当を届け、感謝を表す。

2.地域食材を生かしたデザート・副菜の開発

地域の農協や企業と連携し開発。地元の葡萄を使ったヨーグルトやすももの飲料、大葉のふりかけなど。

3.小・中・高の連携

農業体験では(田植え⇒収穫⇒試食まで)稲作・茶摘み、勤労体験では味噌づくり(給食で使われる)。また、地元の農業高校からは給食用に食材が提供され、その食材を小学生が下ごしらえ。(視察で訪問した十市小学校では、その日提供されたトウモロコシを1年生が皮むきやひげ取りをしていた。)

4.学校栄養職員の食教育

栄養教諭3名、学校栄養職員3名を配置。配置外の学校を含め、食に関する教育を行っている。

5.バイキング給食

自己管理能力の育成を目指し実施。地域の方々を呼び交流をはかることもある。

6.学校給食物資選定委員会

年間3回の実施。学校長や栄養職員のほか、保護者の代表も数名入り安全・安心な食材を選定。

 

 今回は実際に小学校にて給食の試食もさせて頂いた。今回訪れた十市小学校は文科省から「スーパー食育スクール」に指定(全国で35校)されており、学校長の並々ならない意欲が伝わってくる。

 総合学習(年間70時間)の半分を食育に充てると共に、高知大学とも連携して食習慣と学力の関係

調査にも着手。今後の結果も注視したい。

 これからの課題はやはり中学校給食(センター方式による全員給食)の導入で、現状の小学校給食並みのレベルで、且つ、小中の連続性を持ち、義務教育9年間で自立できる力(卒業後は栄養バランスの取れたお弁当を自分で作る)をつけさせる、と言う大きな目標に加え財政面でも大変厳しい状況である。

 しかしながら、「食育のまちづくり」を掲げる同市であればやり遂げるであろうと期待する。単に保護者の負担軽減等だけではなく、学校での食育を発信源として保護者にも食育の観点から家庭での義務を認識させる。そんな同市の中学校給食が導入された後の取り組みも引き続き情報を収集していきたい。
KIMG0486KIMG0487 

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