「発達障がい」という言葉は最近では耳にすることも多くなったのではないでしょうか。
昔では「変わり者」や「偏屈な人」などで片づけられてきたことが、生まれつきの脳機能の障がいであることが周知されてきています。ASD(PDD)やADHD、LDといった言葉も知られてきました。それぞれがどういった特徴があるのか?は下の図を参考にしてください。
図1
(政府広報オンラインより)

今回の視察では、特に有病率が3%とも言われているASD(自閉スペクトラム症)をスクリーニングするための装置「Gazefinder」(JVCケンウッド)を説明いただき、実際に機器を使って体験をしてきました。
この装置は大学との共同で開発され、顔認証システムを応用し、評価用画像のどこを見たかによって社会性の発達を評価するものです。脳と目には強いつながりがあるそうで、目の動きを追跡することにより社会脳の働きを計測することができるそうです。

今日において、自閉スペクトラム症は様々治療的介入(療育)方法が開発されており、また早期に開始するほど改善が期待できるそうで、2歳以下で開始する療育方法に対しては顕著な有効性も示されており、療育に先立つ早期の診断的評価・早期発見の意義は非常に高まってきています。
一方で、スクリーニングや診断の手順が十分に標準化されていない現状や、診断に対する評価の質は専門家の熟練度合いに委ねられているという課題もあります。

自治体や診断者によってバラつきがあるようでは、早期発見の意義を崩しかねない大きな問題でもあるのです。このような機器を利用し、客観的な判断に加え、専門家の診断が加われば、それにより早期発見ができると共に、その子にあった療育方法を早いうちから受けることで、大きくその後が変化することは明らかです。

横須賀市での導入にむけて、しっかりと働きかけたいと思います。

保護者の方でも、自分の子供が発達障がいであることを受け止められない方がいるのも事実です。その気持ちもよくわかります。
しかし、「違っていることは、間違ってることではない。」ということです。その子の個性として向き合い、その子にあった療育を受けることが大事だと感じたしだいです。